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カルシア改質土について

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  • 安全性

軟弱な浚渫土にカルシア改質材を混合した材料です。

カルシア改質土とは

カルシア改質土製造フロー図

  • 軟弱な浚渫土にカルシア改質材を混合することで、強度の発現、水中投入時の濁り抑制、リンや硫化物の溶出抑制といった特長を持ちます。
  • NETIS(国土交通省:新技術情報提供システム)に登録されました。
[NETIS登録]
・技術名称:カルシア改質土
・登録NO.:CBK-150001-A
・登録日:2015年8月20日
NETIS「カルシア改質土」新技術概要説明情報
  • 環境省の環境技術実証事業で技術の実証を行いました。
  •   
  • 溶出試験、生物影響に関する試験を行い、周辺環境や生物に対する安全性を確認しています。
※カルシア改質材
転炉系製鋼スラグを成分管理、粒度調整した材料です。
転炉系製鋼スラグは、高炉で製造された銑鉄を、転炉で精錬する工程で生成されます。
主成分は、石灰(CaO)、二酸化珪素(SiO2)、酸化鉄(Fe2O3)であり、形状は砕石と類似しています。

概要

カルシア改質材によって粘土・シルト分の多い軟弱な浚渫土を「カルシア改質土」として性状改善することで、浚渫土を処分することなく海域環境修復のための浅場、干潟、藻場などの造成材料として有効活用することができます。

また「カルシア改質土」は、埋立材としても環境にやさしい優れた材料として活用することができます。

環境技術実証(ETV)

カルシア改質土は、環境省の環境技術実証事業で以下の技術評価を得ています。

  • 「転炉系製鋼スラグ製品による沿岸域の環境改善技術」
  • 「製鋼スラグを用いた藻場造成・水質改善技術」

環境技術実証事業ETV 環境省

1.実証番号(090-0901),転炉系製鋼スラグ製品による沿岸域の環境改善技術

実証試験の結論

1【転炉系製鋼スラグ製品による軟弱浚渫土の混合改良技術】
軟弱浚渫土の混合改良技術においては2年の実験後においても浚渫土スラグ混合マウンドからの溶出物質(重金属類10成分)については水底土砂の判定基準を満たしていることが確認された。また、浚渫土の強度増強効果が認められた。設置による水環境の悪化は認められず、りん酸イオンと硫化物イオンの溶出抑制あるいは吸着機能が確認された。
2【転炉系製鋼スラグ製品による藻場造成技術】
閉鎖性海域における転炉系製鋼スラグ製品による藻場造成技術においては、浚渫土スラグ混合マウンドの造成後、基盤の安定化と共に鉄分の供給が示唆された。マウンド設置後、徐々に周辺海域と類似の生物相へ遷移したことが確認できた。なお、本海域においては鉄分が豊富に存在したため、鉄分供給による移植海藻類の生長促進効果は明確には認められなかった。
実証番号(090-0901)実証結果(概要)はこちら
https://www.env.go.jp/policy/etv/pdf/list/h21/02_h_4_2%5B1%5D.pdf

2.実証番号(090-0902),製鋼スラグを用いた藻場造成・水質改善技術

実証試験の結論

1【製鋼スラグを用いた藻場造成水質改善技術 鉄イオンの溶出(東扇島入り江)】
製鋼スラグと浚渫土の混合材による複合的効果については、設置による水環境の悪化は認められず、浚渫土の強度増強効果が確認され、りん酸イオンの吸着効果と硫化物イオンの捕捉効果が示唆された。また、冬季の試験区で二価鉄が高くなる傾向となり、大型海藻類のアカモクやワカメの生長促進効果が限定的に確認された。
2【製鋼スラグを用いた藻場造成水質改善技術 DOの低下抑制(浅野運河)】
製鋼スラグ製品を閉鎖性海域の海底に設置した場合、直上水の pH に影響を及ぼしていないことが確認された。また、水質調査、溶出試験により、製鋼スラグ製品によるりん酸イオンの吸着効果と硫化物イオンの捕捉効果が示唆されたが、明確なDOの低下抑制効果の確認には至らなかった。
実証番号(090-0902)実証結果(概要)はこちら
https://www.env.go.jp/policy/etv/pdf/list/h21/02_h_3_2%5B1%5D.pdf