カルシア改質土の設計は、カルシア改質土利用技術マニュアルに基づいて行います。
使用用途や対象構造物により、カルシア改質土に求められる特性(強度特性,土質特性など)は異なります。
カルシア改質土の設計では、使用用途や対象構造物に対して、強度などの構造安定性、環境安全性、施工性や経済性などの要求性能を満足するように設計を行います。
カルシア改質土の強度は、使用材料(浚渫土,カルシア改質材)や配合の条件だけでなく、施工条件や環境条件にも影響されます。このため、カルシア改質土の設計基準強度は、実海域より採取した浚渫土を用いた配合試験結果から、材料や施工時のばらつきを考慮した数値(※)を設定する必要があります。
カルシア改質土を事業に適用しようとする場合には、各事業フェーズでの目的に応じて、下記フローに基づいて検討する。